私たちは建物を「第三の皮膚」ととらえ
住宅は「からだ」に寄与する機能を持つべきものだと考えています。
( 第一の皮膚:からだの皮膚 第二の皮膚:衣服 )
年齢を重ねると、からだの細胞は残念ながら機能を低下させます。
暑さ・寒さを感じる皮膚の細胞機能低下により
温度感知が脳に伝わりにくくなります。
だからこそ
年齢があがると自分の温度感知能力を過信する事は出来ません。
寒さ・暑さの環境の中で
外部からの熱影響による血圧の変動を少なくする
これが、私たちの考える「温湿度環境」です。
そしてそのためには「断熱性能の強化」が重要です。
冬の夜間の寝室の冷たい空気は血管を収縮させるだけではなく
肺の抵抗力の弱体化を招くと言われています。
だからこそ、私たちは床近傍の「温度」を重要視しています。
また、夏の熱い空気は深部体温の上昇を招き室内熱中症の原因とも言われています。
このリスク低減のために室内の適切な「温湿度環境」が、重要であると考えています。